離散数学 01:情報処理技術者試験で何を学ぶのか
情報処理技術者試験でいう離散数学は、大学数学を広く全部やるというより、コンピュータが扱う値と条件判断を正確に読むための基礎です。IPA の基本情報技術者試験と応用情報技術者試験のシラバスでは、基礎理論の中に離散数学が置かれています。
この連載では、試験で問われやすい範囲を次の順に分けます。
- 基数と基数変換
- 数値の表現
- 算術演算と精度
- シフト演算
- 集合と命題
- 論理演算と真理値表
- ド・モルガンの法則などの基本法則
まず押さえる姿勢
離散数学は、暗記よりも「表を作る」「桁の重みを見る」「条件を集合で見る」という手順が大切です。問題文が難しく見えても、2進数なら桁、集合ならベン図、論理式なら真理値表に落とすと急に扱いやすくなります。
FE と AP の違い
基本情報では、基礎概念を理解し、担当する事項に適用できることが中心です。応用情報では、同じ考え方を少し複雑な条件や設計判断に応用する力が求められます。範囲は大きく変わらなくても、問題文の情報量と組合せ方が変わります。
この連載の読み方
各回で、最初に考え方を説明し、次に試験での見方、最後に小さな確認問題を置きます。計算手順を覚えるだけでなく、「なぜその手順でよいのか」まで軽くつかむことを目標にします。
参考にした公式情報: